金色のカラマツ林

紅葉(こうよう)真っ盛りなこの時期、ここ八ヶ岳南麓はその渓谷美から、たくさんの観光客が訪れます。また、「モミジ」が美しいスポットもいくつかあったり、「シロドウダン」のとても鮮やかな赤も各所で見られたりします。今が、年間を通して一番「赤」が美しく映える季節といえるでしょう。

しかし、今回はそんな「赤」ではなく、「金色(こんじき)」のカラマツ林を紹介したいと思います。

そもそも「カラマツ(唐松・落葉松)」とはマツ科カラマツ属の落葉針葉樹で、東北地方南部・関東地方・中部地方の亜高山帯から高山帯に分布し、ここ八ヶ岳南麓でも普通によく見られる木ですが、実は日本の固有種(=その国、あるいはその地域にしか生息・生育・繁殖しない生物学上の種)です。日本の針葉樹の中では、ただひとつの落葉性の高木です。

カラマツの育苗は比較的簡単で成長も速いことから、木材利用として、また薪などエネルギー利用として、明治から昭和30年代後半にかけて大規模なカラマツの造林がおこなわれてきました。

ただ、カラマツ材は硬く丈夫な反面、螺旋状に繊維が育つため乾燥後に割れや狂いが出やすいという欠点をもっていました。しかし2010年代に入り、新たな乾燥技術が開発されたことにより、乾燥後の割れ・狂い等を大幅に減少させることができるようになり、従来不向きとされていた建築用構造材への適用が有望視されています。

余談で、上記までの説明とは、まったく関係がない話ですが・・・

旧・富士重工、現在の「SUBARU(スバル)」という会社が販売している車に「インプレッサ」という車があります。1992年から販売されているこの車は、1990年代から2008年までモータースポーツの「世界ラリー選手権(WRC)」に参戦し、数々の輝かしい成績を残してきました。日本が世界に誇る名車のひとつです。

そんなインプレッサのWRC参戦車両で採用されてきた「WRブルー」というボディカラーがとても鮮やかで美しく、個人的に大好きです。そこに、「金色のホイール」という組み合わせは定番になっており、これがまた最っ高に合っています。車好きにしか分からないネタで申し訳ありませんでしたが、何がいいたかったかというと・・・

青と金は、合う!そして美しい!ということです。笑

下記写真は、清里から程近い長野県南牧村の平沢峠から北東を望んで見える風景です。奥に見える白い大きな建造物は「国立天文台 野辺山宇宙電波観測所」です。

ちなみに、上記写真からほぼ真後ろ、南西方向にはこのような景色が広がっています。奥で凄まじい存在感を放っている山々が南アルプスですが、右側に「甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)」、左側に「北岳(きただけ)」が際立って高くよく見えています。

八ヶ岳の裾野にはカラマツ林が点々と広がっていて、遠目に眺められるここからの風景は金色の絨毯のようで、とても美しいです。

この時期に見られる金色のカラマツ林、いかがだったでしょうか。カラマツは、「森の香り」と称されるとても良い香りがします。カラマツ林を歩いていると、そんな森の香りと木漏れ日がとても心地よく安らぎます。

この地域には、本格的な山岳じゃなくても、簡単に山を感じ、森を散策できる遊歩道がたくさんあったりします。身近にある癒し空間に足を運ぶ散策もなかなか楽しく、充実した時間を過ごせることと思います。

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