鹿牧場

ここ八ヶ岳南麓の清里高原では、山に入らなくても野生の鹿を比較的よく見られるスポットが存在します。しかも、よく群れで出現しているので、運良く遭遇し、綺麗に写真に収められれば、今年2017年の「第34回ユーキャン 新語・流行語大賞」の年間大賞にも選ばれた「インスタ映え(※1)」するかもしれません。

※1)パソコン、スマートフォン向け写真共有 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の Instagram(インスタグラム)に投稿した写真や、その被写体などに対して見映えがする、おしゃれに見える、という意味で用いられる表現。「 Instagram 」と「写真映え」を合わせた造語。

北海道や東北、日本海側では既に大雪に見舞われています。八ヶ岳南麓でも山間部はすでに雪化粧となっていますが、清里高原の市街地周辺では、まだ足が埋まるくらい積もるような雪は降ってはいません。それでも地面を真っ白にするくらいの雪は何度か降っており、昨夜も、粉のようにさらさらとした雪が街を覆いました。

鹿がよく見られるスポットは、以前、森と命を繋ぐ取り組みとして紹介させていただいた「アニマルパスウェイ ~天駆けるリスの道~」の回の最後にも少し登場しましたが、「山梨県道28号北杜八ヶ岳公園線」の「八ヶ岳大橋(通称:黄色い橋)」から清里側に渡り、上り二車線の坂道を上りきった場所にあります。

ここは、本当によく鹿が見られることから、地元では「鹿牧場」とも呼ばれています。

ちなみに、上記の写真は、SONY(ソニー)の「コンデジ(※2)」で撮ったものになりますが・・・先日、長年のお勤めを終え引退しました「 iPhone5(※3) 」で撮ると下記のような感じになります。

※2)デジタルカメラの中でもコンパクトさが特徴で、多彩な撮影モードや手振れ補正機能が搭載されていながら比較的手軽に扱うことができる志向のカメラ「コンパクトデジタルカメラ」の略称。それに対比して語られる「デジタル一眼レフカメラ(デジイチ)」は、レンズの付け替えや自由な設定が可能であったりと、高性能で豊富なカスタマイズ性を備えている分、本格志向である。

※3)アップル社製のスマートフォンで2012年9月に発売されたもの。

最低でも、35mm判換算焦点距離で80mm以上のレンズがあった方が良いかなぁと、思います。

画質が(汗) 鹿も心配そうに見ています。

山梨では2014年(平成26年)2月に記録的豪雪に見舞われ、県民にとっては未だに記憶に新しく(トラウマのように)残っていますが、当時は鹿などの野生動物もかなりキツかったようで、お腹がすいたようにフラフラと道路を歩く鹿を見かけたりもしました。

先日の投稿記事でも少し紹介しましたように冬枯れの季節、冬季は野生動物にとって食べられるものが少ないため、こうして下界の街中まで下りてきます。ただ、こうして下りてきた鹿をはじめとする野生動物による食害(※4)も深刻であったりもします。

※4)虫や鳥獣が植物を食い荒らすことで人間に何らかの被害を与えること。

とはいえ、美味しそうに草を食べている鹿の風景はどこか長閑(のどか)だったり、ディズニー映画「バンビ」のように子鹿がかわいかったり、白いおしりがチャーミングだったりと、そんな癒しの風景も見られますので、清里高原にお越しの際は、鹿牧場で鹿が群れていたら「当たり」だと思ってお手持ちのカメラを構えてみてはいかがでしょうか。

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