私の家の庭には「シモツケソウ」があります。
「シモツケソウ(下野草)」はバラ科シモツケソウ属の多年草です。多年草(=多年生植物)とは、個体として複数年にわたって生育し続ける植物のことを言います。シモツケソウは山地の草原によく見られます。
私の家は、八ヶ岳南麓の標高約1270m前後のところにありまして、いわゆる「山地の植物」も身近によく見られます。山地は平地と違って、緑の季節がとても短いです。
でも、そんな短い季節の中にあっても、毎年変わらず次々に顔を出してくれる貴重な山野草と出会えるのは、日々の幸せのひとつであったりします。
このシモツケソウ、本当にきれいな花で、ふわっとした容姿が線香花火のような可憐さを感じさせます。色は桃色と白色があり、私の家のものは桃色です。よく群落をつくり、美しい桃色が森の中でとてもよく目立ちます。
題名で「シモツケソウ咲きました」と申しましたが、実は、私の家のものは花がもう終わりかけております。なので、もう少し標高の高い場所では、きれいな野生のシモツケソウにまだまだ出会えると思います。
この時期、私が森の中で出会えるとちょっと心が躍る「シモツケソウ」・・・心の片隅に覚えていただけたら幸いです。