山梨県民のトラウマ ~平成26年豪雪~

無事新年を迎え、日も徐々に長くなり、暦の上の春である2月4日の「立春」まで1ヶ月を切りました。春はすぐそこです。

とはいえ、多くの山梨県民はまだこの時期、春の訪れを手放しで喜べなかったりします。それは、とある「トラウマ」があるためです。

2014年(平成26年)2月14日から15日にかけて、本州の南海上から関東地方へと低気圧が通過し、近畿地方から東日本、東北地方など広い範囲でまとまった雪となり、特に関東甲信地方では記録的な大雪となりました。

山梨県甲府市では最大積雪深が1894年からの観測開始以来これまでの最高値の2倍を越える114cm、河口湖では143cmとなりました。この大雪により、山梨県は元より首都圏を中心に道路、鉄道、航空の交通機関などに甚大な影響をもたらしました。

大雪と我が家の愛犬「ラン」

雪に埋まった軽自動車

この時、山梨県では2週連続で記録的な大雪に見舞われており、大雪の影響でJR中央線をはじめ鉄道各線が不通、翌16日も始発から運転を見合わせられました。車道も、東京都や長野県ほか、県外とをつなぐ国道や県道が全面通行止めとなりました。

完全に停止した物流は下記のような状況を引き起こしました。けして、山梨県民がいつもカップラーメンばかり食べているわけではありません。

このような状況になった時は、できる限り外出は控えるとともに、車が立ち往生するなどした時に、エンジンをかけっぱなしの状態で排気管が雪で埋もれると、一酸化炭素(CO)が車内に漏れ出し中毒になる恐れがあるので、十分注意する必要があります。

緊急災害時は、国土交通省の各地方整備局の Twitter 上などで、各地域の緊急避難先や最新の道路交通情報を発信しています。また、車両を放置して避難先に行く場合は、ダッシュボードに運転手の連絡先のメモを置いておくように呼びかけています。

例年に負けず劣らず寒い日々が続いている八ヶ岳南麓ではありますが、ここまで雪は少なめです。雪かきの大変さを考えると、(スキー・スノボー好きのみなさまには申し訳ないですが)今シーズンはこのままあまり降らないでほしいなぁ・・・なんて考えてしまったりもしますが、この平穏な日々の中、災害は起こる前に備えたいものです。

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