八ヶ岳の初冠雪2018

先日、山と自然のブログ「賢者の森」はおかげさまで200回の投稿を迎えることができました。改めていつも、森にお越しくださり、応援してくださったり、温かく見守って下さったりする読者の皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。

しかし、まだこのブログを立ち上げて(2017年7月17日)から一年とちょっと、投稿数200回とちょっと。インターネットに存在するいろいろな方々がつくった大ブログや偉大なサイトに比べるとまだまだです。。。

ただ、そんなまだまだ発展途上中(?)の賢者の森の投稿記事でも、年間を通してアクセス数の多い記事というのがございます。そして、それとは別に季節によってアクセス数が飛躍的に伸びる記事というのもございます。

そのひとつが、ここ八ヶ岳の「初冠雪」に関する話題です。

どれだけ多くの皆様が雪を待ちわびているかが伺えますし、冬のアクティビティを楽しみにされている方が非常に多いことも、かつて、冬季競技に携わっていた私にとってはとても嬉しく感じたりします。

同時に、寒いのが本当に苦手で、寒すぎると蕁麻疹(ジンマシン)がでてしまう私にとっては(←寒冷蕁麻疹)、そんな極寒の世界に喜んで足を踏み入れていく方々は心から尊敬に値する勇者に見えます。

今回は今年2018年の八ヶ岳初冠雪のお話です。

長らくお待たせいたしました。

2018年の八ヶ岳初冠雪は10月15日

まず2018年、八ヶ岳の初冠雪は当記事投稿日から一ヶ月以上前になる10月15日(月)のことでした。これは、八ヶ岳南麓周辺に住む方々の書かれているブログにもそのように記されています。

また、当時の私も八ヶ岳の山頂付近のみに薄っすら白いものがあるのを確認しておりましたが、ここ清里高原は八ヶ岳南麓の東側斜面に位置しており、主に、雪が降ったのは西側斜面だったことが分かりました。

それから、読者の皆様も感じていたかもしれませんが比較的あたたかくおだやかな日々が多く続き、清里高原からは八ヶ岳の雪は確認できないくらい消えてしまいました。

この秋の季節、清里高原だけでなく北杜市においてもさまざまなイベントが催されたりしているので、夏の天気が酷かっただけに、秋のお天気が比較的安定して本当に良かったと思ったのが、記憶に残っています。

北海道の初雪は例年より遅くなった

北海道では例年よりもかなり遅い初雪を、稚内・旭川で11月14日に、札幌で11月20日に観測しました。

北海道の名所のひとつに、美瑛町(びえいちょう)の「青い池」というApple社のパソコンの壁紙として採用されているほどの、幻想的な青さを発する不思議な池がありますが、このとき「青い池」で撮影された写真の風景が神がかり的な美しさということで、ネットニュースやSNSなどで話題になっているそうです。

そして、11月22日の夜から23日の朝にかけて、北日本を中心に雪や風が強まり、24日にかけては、さらに雪が積もるとみられています。積雪11cmを記録した札幌市では、市電のレールに積もった雪を取り除くため、ササラ電車(※1)が出動しました。

※1)ササラ電車は、札幌市電と函館市電で運行されている除雪用の車両です。「ササラ」は竹製のブラシのことを指し、これを連ねた箒(ほうき・ブルーム)を回転させて軌道敷に圧接し、除雪しながら走行します。札幌市電における正式名称は「ロータリーブルーム式電動除雪車」。

北海道以外の地域に目を向けると、青森県の酸ヶ湯(すかゆ)では、積雪が59cmに達し、今季全国で初めて50cmを超えました。

また、東日本でも、山沿いではまとまった雪となり、群馬県のみなかみ町では、15cmほどの雪が積もりました。

このタイミングで11月23日、八ヶ岳(硫黄岳)の山頂にも、真っ白になるくらいの雪が東側の麓からもはっきりと確認できるようになったのでした。

ただ、25日には、強い寒気が抜けて寒さが和らぐとみられています。

八ヶ岳の冠雪の様子(2018年11月23日撮影)

硫黄岳から横岳の風景

硫黄岳:標高2715m

横岳:標高2829m

赤岳の風景

赤岳:2899m

権現岳の風景

権現岳:2715m

冬がはじまるよ in 八ヶ岳2018

なんとなくですがここ近年、雪が降り積もるのが遅くなることが多い印象があり、年末はスキー場の悲鳴があがるようなニュースが聞かれたりしますが・・・

なにとぞ、冬山では安全に十分にお気を付けくださり事故や災害に巻き込まれることなく、今年も、雪好き・冬好きのみなさまにとって楽しい冬になりますように。

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