あの日のにゃんこ2 ~三重県伊勢市・おはらい町~

※これは過去にあった、愛すべき出会いや思い出を、筆者独自の視点でご紹介しているシリーズでございます。(おかげさまで第八回目)

前回の投稿記事「あの日のにゃんこ ~三重県伊勢市・二見浦~」編に引き続き、今回は「三重県伊勢市・おはらい町」から、にゃんこをお送りします。おはらい町は「伊勢神宮・内宮(※1)」の、宇治橋から五十鈴川に沿って続く、およそ800mの美しい石畳や風情ある街並みが特徴の、鳥居前町(※2)です。

※1)「内宮(ないくう)」は太陽を神格化した神である「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」をお祭りしており、対して「外宮(げくう)」は天照大御神の食事を司り、産業の守り神である「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」をお祭りしています。

※2)有力な神社・寺院の周辺に形成された町「門前町(もんぜんまち)」のこと。とくに神社の場合は「鳥居前町(とりいまえまち)」といいます。

おはらい町通り

宇治橋

五十鈴川

ここ、おはらい町では多くのネコ(の置物)が見られます。その表情はひとつひとつ、とても豊かで、おはらい町のいたるところで旅に花を添えています。

おかげ横丁(※3)の招き猫

ちなみに、招き猫が右手で招くのは「金運」、左手で招くのは「人」といわれています。また、その両方を招くという意味合いの両手招きも存在するのですが、「お手上げ」を連想させるといって嫌う人もいて賛否両論です。

黒い招き猫は「魔を除ける」、赤い招き猫は「病を除ける」。また現代では、金の招き猫は「金運」、ピンクの招き猫は「恋愛運」、青の招き猫は「学力向上」、緑の招き猫は「家内安全・交通安全」に(風水的)ご利益があるとされています。

さらに、招く手の位置にも意味合いがあり、招く手が高く掲げられているものは「遠くの福」を呼び寄せ、逆に、招く手が低く掲げられている場合は「手近な福」を呼び寄せるという意味が込められています。

※3)おかげ横丁は、おはらい町の中ほどにある、お蔭参り(お伊勢参り)で賑わった江戸時代末期から明治時代初期の鳥居前町(※2)の街並みを再現した観光地。

最後に、おはらい町の伊勢神宮に近い側に居た本物のチャトラにゃんこです。チャトラの模様が、眉間にシワを寄せて寝ているように見えてどこか微笑ましいです。

誠にお恥ずかしながら、私の勝手な独断と偏見で、年末に縁起がよさそう!ということで「お伊勢参り」のまち、三重県伊勢市から2回にわたってにゃんこをお届けして参りました笑

読者のみなさまのところにも、たくさんの福がありますよう、心からお祈り申し上げます。

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