あの日のシマウマ ~清里の牧場deオシャレな馬着~

※これは過去にあった、愛すべき出会いや思い出を、筆者独自の視点でご紹介しているシリーズでございます。(おかげさまで第三回目)

それは、厳しい冬の寒さが緩んだある春の日のことです。とはいえ、曇った日はまだちょっと寒く感じる中、私はランニングをしていて、清里の牧場通りと呼ばれている道を走っていたのでした。すると・・・

一頭のシマウマさんがたたずんでいたのでした。(シマウマ!?)

お恥ずかしい話、遠目に見えたとき本当に「シマウマがいる!!!」と思ってしまったのですが、ご覧のようにオシャレなコートを着ているお馬さんなのでした。

このコート、専門用語で馬着(ばちゃく)というのだそうです。馬着とは、馬具の一種で馬に着用させる被服のことで、おもに競走馬や乗用馬などの防寒の目的で使用されていますが、日よけ、虫よけ、さらには登山などで使われる機能性ウェアのように吸汗速乾性に優れスムーズなクーリングダウンと汗冷えを防止する等、様々な目的のものもあります。

そして、よく見ると足にはプロテクターを装着しているのがわかると思います。乗用馬の蹄(ひづめ)には野生の馬と違い蹄鉄(※1)を履かせているため、馬の肢同士が当たると怪我をする可能性があります。そのような怪我を防ぐためにプロテクターをつけるそうです。

※1)蹄鉄(ていてつ)とは、蹄を保護するために装着される U字型の保護具。

しかし、ここの空気感は本当にのんびりゆったりしていて、美味しそうに草を食べている姿もずっと見ていて飽きないくらい、癒されました。それではしばしの間、みなさまもどうぞ癒しを感じていってくださいませ。

今回、清里の牧場通り「谷口牧場」さんのお馬さんを撮らせていただきました。ここは、休養馬や引退馬が、大自然の中でゆったりと休養したり余生を過ごしています。とても素敵な場所で、ランニングしていていつも足を止めたくなるような場所で、簡単にお馬さんを見ることが可能な反面、見学される方はどうかここで静かに暮らしているお馬さんへのお気づかいを大切にしていただけたら嬉しく思います。

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