金色のカラマツ並木の先に。

「八ヶ岳(やつがたけ)」は日本のほぼ中央、南北30kmに連なっている連峰です。

標高2899m八ヶ岳最高峰「赤岳(あかだけ)」の少し北には、八ヶ岳で二番目に高い標高2829m「横岳(よこだけ)」があり、そこから東側に伸びている尾根は「杣添尾根(そまぞえおね)」といって、ここを登山道が走っています。

杣添尾根の北側には、この尾根に寄り添うように横岳から流れ出る水が沢をつくっており、それはやがて「杣添川(そまぞえがわ)」という川になります。

杣添川と呼ばれている区間自体の全長は10kmに満たないコンパクトさですが、日本最長の河川「信濃川(しなのがわ)」の上流側(長野県側)の名称である「千曲川(ちくまがわ)」に合流し、長い長い水の旅の果てに日本海へと注ぎます。

この杣添川の流れている辺りは「杣添渓谷(そまぞえけいこく)」と呼ばれ、いくつかある滝と四季折々の景色がとても美しい渓谷美をつくっています。

この杣添渓谷の北側には、隣接するように「八ヶ岳高原ロッジ」「八ヶ岳高原音楽堂」などがある、西武・そごうの別荘地「八ヶ岳高原 海ノ口自然郷」の広大な敷地がひろがっており、杣添登山口もまたここに存在しています。

「八ヶ岳高原 海ノ口自然郷」は、八ヶ岳の標高1400mから標高1550mという高地にあるため、杣添渓谷を含め八ヶ岳の雄大な自然と風景が楽しめる場所です。

当ブログ「賢者の森」ではまだ紹介できておりませんが、この杣添渓谷にあるトレイルは走っても歩いても、のほほんと過ごしても本当に素敵だと思いました。

そして、この「八ヶ岳高原 海ノ口自然郷」でとても有名なスポットのひとつが「カラマツ並木の道」です。紅葉・黄葉が進む秋は、本当に見事です。

実は、八ヶ岳の裾野にいながらこの金色のカラマツ並木の道の先には、奥秩父山地の名峰「金峰山(きんぷさん・きんぽうさん)」が見えます。その手前に薄っすら見えている岩山はロッククライミングの山としても有名な「瑞牆山(みずがきやま)」です。

両山とも、深田久弥氏が選定した「日本百名山」の山です。

金の道の先にある金の峰。

本当に贅沢な風景ですよねっ

+゚*。:゚+(人*´∀`)ウットリ+゚:。*゚+.

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