八ヶ岳の、標高2760m「硫黄岳(いおうだけ)」と標高2795m「台座ノ頭(だいざのかしら)」の間は「大ダルミ」と呼ばれる鞍部(※1)です。
※1)あんぶ。山の地形で山と山に挟まれた低い場所を指します。馬に乗せる鞍の中間部のような形なのでこのように呼びます。
↓台座ノ頭(南方面)
↓硫黄岳(北方面)
この大ダルミの登山道わき東側斜面には「硫黄岳山荘」があり、旅人の憩いの場所として賑わっています。ここで標高は2650mになります。
硫黄岳山荘の入り口付近の稜線上に、旅人を見守るようにそっとたたずんでいるのが「駒草神社」という、とてもきれいな名前の神社(祠)です。
駒草神社と、隣接する硫黄岳山荘では毎年7月頃に「高山植物保護」「山行の安全祈願」の神事として、「駒草祭」が開催されているそうです。
もしここを旅した際には、安全登山をそっと祈願されていかれてはいかがでしょうか。