八ヶ岳南麓の清里に、1月8日の日中に降っていた雪は、夕方過ぎに雨に変わり、街を白く染めるものにはなりませんでした。しかし、今季最強といわれる寒波が日本列島に近づいてきており14日まで異例の長さで居座ると見られています。
前回の投稿記事「山梨県民のトラウマ ~平成26年豪雪~」で紹介したように、災害クラスの大雪は今後も遠慮願いたいと感じながらも、純白の雪は、とても美しい風景を作り上げ、それは冬の醍醐味でもあり、清里のみどころでもあります。
清里を紹介する上で、絶対に外せない場所である「清泉寮(せいせんりょう)」。当ブログ「賢者の森」でもこれまで何度か登場している場所ですが、改めて、ご紹介させていただきますと、清泉寮は、ここ山梨県北杜市清里にある、ロッヂ、コテージ、レストラン、キャンプ場などを有する宿泊研修施設です。
広大な敷地の中には美しい牧草地が広がっていたり、牛をはじめとする愛らしい動物が各所で見られたり、トレッキングコースも整備されていたりして、今では「清里らしい」風景の代表格となっています。また、清泉寮の濃厚な「ソフトクリーム」や、ヤマネの研究機関「ヤマネミュージアム」などは有名です。
ちなみにヤマネミュージアムでは冬季限定で「ヤマネの冬眠展示」をおこなっています。
今回は、そんな「キープ協会・清泉寮」から美しい雪原の風景をお届けします。
写真中央に真っ白く見える「まんが日本昔話」のようにご飯を盛ったような山は「飯盛山(めしもりやま)」で、山頂は県境を越え、長野県南牧村に入ります。
また、その右奥にひときわ高く見えている山は以前、当ブログでも紹介させていただいた奥秩父山地の名峰「金峰山(きんぷさん)」です。
この方角には日本一の「富士山」がとても美しく見えます。そのやや左手前にある山は、「日本百名山」著者の深田久弥氏終焉の地として知られる「茅ヶ岳(かやがたけ)」「金ヶ岳(かながたけ)」となっています。
我が家の愛犬「ラン」は雪が大好きです。もう、楽しくて仕方ない感じです。
風景をカメラに収めている間、思い切り満喫しまくっています。(ほんと楽しそう・・・)
まだ、一面を真っ白に染めるほどの雪とはなっていない八ヶ岳南麓の清里。しかし、雪が降った時にはこのように美しい風景に一変します。
冬山は敷居が高いですが清里には清泉寮のように、八ヶ岳南麓の冬を安心して楽しめる場所もあるのでぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
冬特有の凛とした空気感と静けさは本当に心が洗われるようです。