富士のトレーンは花模様 ~富士芝桜祭り~

山梨県と静岡県の県境にあり日本一の標高を誇る富士山。その麓の「富士本栖湖リゾート」では、毎年この時期に「富士芝桜祭り」が開催されています。

富士芝桜祭りとは

「富士芝桜祭り」は、富士山麓の広大な敷地に約80万株もの芝桜が咲き誇る風景が楽しめる、首都圏最大級の芝桜の祭典です。2018年は4月14日(土)~5月27日(日)までの開催となっており、残すところあと1週間ほどとなりました。

富士芝桜まつり開催期間中、富士山の周辺のうまいものが出店する「富士山うまいものフェスタ」が会場内の飲食・物販エリアにて開催しています。

2018年の「富士山うまいものフェスタ」には、定番である「富士宮やきそば」や「富士吉田市のうどん」「甲州とりもつ煮」のほかに、富士山と鯛という“めでたい”組み合わせの「ふじやまたいやき」や、“幻豚”とも呼ばれる山梨県産ブランド豚の甲州富士桜ポークを使ったメニュー「甲州富士桜ポークの豚汁」等様々な地元のお店が出店しています。

また、地上3.8mの高さから会場内の芝桜を一望できる撮影スポット「展望広場」だけでなく、「展望カフェ」「展望足湯(※1)」なるものまであり、会場内でしか買うことができない「限定おみやげ品」や、静岡県のお茶農家「渋川園」の茶師が厳選した「新茶の詰め放題(※2)」など、各種催しが開かれています。

※1)利用料金:100円(タオル別売り:100円)

※2)1000円~1500円

芝桜の見ごろは2018年は5月6日頃に迎えたとのことで、残念ながら5月19日現在は完全に見ごろを過ぎてしまってはいますが、18日から最終日の27日までは入園料(※3)が無料(駐車料金は有料(※4))になっています。

※3)入園料:おとな(中学生以上)600円、こども(3歳以上)250円

※4)駐車料金:普通車500円、大型車2000円、バイク300円

ちょうどこの期間は、「富士大道芸フェスティバル」も開催されているようで、日本を代表する大道芸人たちのパフォーマンスが週替わりで楽しめるようです。また、富士芝桜まつりで咲いた「芝桜の株掘り詰め放題(※4)」(1袋600円)も開催しており、花期とは少し違った楽しみ方ができるのもこの時期だけのポイントです。

※4)利用料金:一袋600円

まとめ

■開催期間

2018年4月14日(土)~5月27日(日)

■営業時間

8:00~17:00

■入園料

おとな(中学生以上) 600円

こども(3歳以上)  250円

※5月18日~入園料無料

■駐車料金

普通車  500円

大型車 2000円

バイク  300円

■会場

富士本栖湖リゾート

山梨県南都留郡富士河口湖町本栖212

富士芝桜祭り*フォトギャラリー

霊峰・富士山を背景に一面の芝桜に彩られた花期の風景は本当に豪華です。しかしながら、連休中と重なる花期には日本のお客様だけでなく、海外からのツアー客も大挙して押し寄せるので混雑を極めています。

なので、知ってはいても私と同じように人ごみが本当に苦手な読者様、遠方にお住まいだったり機会がない為なかなか足を運べない読者様、そもそもこのイベント自体を知らなかった読者様もいらっしゃると思います。

どうぞ今回も「賢者の森」フォトギャラリーで、ゆっくりお茶など飲みながらストレスフリーで、一度は見ていただきたい芝桜の風景をお楽しみいただけたらと思います。なお、言うほど人が多く見えないのは、オープン直後を狙った為です。

↓こちらは地中海原産の花「アネモネ」。語源はギリシア語で「風」を意味します。ちなみに、花言葉は「はかない恋」なので、歌の中にも登場していたりします。

↓こちらは「ムスカリ」。一見すると花がブドウのように見えることから別名「ブドウヒアシンス」とも呼ばれます。語源はギリシア語の「ムスク(麝香)」から。

↓こちらはラン科アツモリソウ属の「クマガイソウ」です。袋状の唇弁(※5)を、源平の戦い「一ノ谷の戦い」において平清盛の甥「平敦盛(たいらのあつもり)」を討った「熊谷直実(くまがいなおざね)」の母衣(※6)に見立ててその名前が付いたと言われています。これに対して平敦盛の名前が「アツモリソウ」の由来になりました。

※5)ラン科植物などに見られる花弁のこと。しんべん。

※6)よろいの背に付けて矢を防いだ、布製の袋のようなもの。ほろ。

“ 英王室のヘンリー王子(33)と女優として活動した米国人のメーガン・マークルさん(36)が19日、ロンドン郊外ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で結婚式を挙げた。英王族と米女性の結婚は約80年ぶりで、慣例にとらわれない「開かれた王室」像を印象づける。現地には世界各地から10万人超の人々が集まり、祝賀ムードは最高潮に達した。 ”

(2018/5/19 日本経済新聞より)

ヘンリー王子の母親の故ダイアナ元妃のウェディングドレスのトレーン(ドレスの引き裾)は約8mものロングトレーンで、当時も、世界中の注目を浴びた美しいものでした。

私の住んでいる八ヶ岳の裾野もなかなかのものだと思っているのですが、富士山の裾野は時に、ウェディングドレスのトレーンのように思えるほど美しいです。

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