四国・九州を巡る旅 2日目 第二話「次郎岌」

過去、私はゴールデンウィークを利用して、「雪の無い山」を目指して南へ出発し、小さな軽自動車で車中泊をしながら、四国・九州を巡る旅をしてきました。当時、奇跡的に西日本はあたたかな好天に恵まれ、各地であたたかい出会いにも恵まれました。

そんな旅を、数回にわたってお届けいたします。

2日目 第二話

この旅の最初の山である「四国山地(しこくさんち)」。「見ノ越(みのこし)」という峠にある登山口から「剣山(つるぎさん)」「次郎岌(じろうぎゅう)」を経て「三嶺(みうね)」までの行程を往復した2日目の旅。

全体の行程の中では折り返し地点となる三嶺からお届けしている2日目のお話ですが、第二話となる今回は、前回に引き続き、どこまでも続くような美しい稜線上から始まり、次郎岌までの旅となります。

稜線を三嶺方面に振り返り、やや右に見える風景になります。第一話のスタート地点である「三嶺」がだいぶ遠くに見えるまで来ました。

稜線を三嶺方面に振り返り、左に見える風景になります。「白髪山」を巻くように走る道は「ふるさと林道」と呼ばれる道で、駐車場・トイレを備えた「白髪登山口」が存在します。

「剣山」と「三嶺」をつなぐ稜線上の道の美しさは、私個人的に、日本屈指の美しさだと思っています。

「剣山」「次郎岌」が目の前に見えるところまで来ました。

次郎岌を巻くように走っている道は「剣山スーパー林道」です。先の「剣山トンネル」を抜けると、駐車場・トイレを備えた「奥槍戸登山口」が存在します。

また、同じ所に「奥槍戸 山の家」というログハウス風の村営休憩所があり、観光客やツーリング客の憩いのスポットとして親しまれています。

原生林にかこまれた槍戸川の源流域一帯を占める「奥槍戸」は剣山の南面からの登山口で四国随一の紅葉の名所としても知られる景勝地です。

次郎岌の山頂付近からほぼ真西の遥か遠くには三嶺が見えています。また、向かって左側の斜面には「剣山スーパー林道」が見えています。

次郎岌の山頂です。標識は標高:1929mとなっていますが、現在、国土地理院の地図で四等三角点の標高は1930.0mとなっています。

四国・九州を巡る旅の2日目第二話でした。

今回も、思い返すだけでも幸せを感じられる道中だったと、このブログをつくりながらも思わせてくれる素敵な場所でした。もし、次に行く機会があったらもう少しのんびりゆったり、周辺の山々や山小屋まで足を延ばしたり味わえたらいいなぁと思いました。

次回は、日本百名山のひとつ「剣山(つるぎさん)」山頂までの道中をお届けします。次郎岌までの道中が思いのほか良かったので急遽予定を変更し、剣山とは別にさせていただきましたこと、お詫び申し上げます。次回も何卒お楽しみに配信をお待ちくださいませ。

2日目第三話へつづく。

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