雪の県立まきば公園

日本列島南岸を進む低気圧の影響で、首都圏では22日昼ごろから大雪となり、列車の運休や遅れが相次ぎ、交通機関に大きな乱れが出ました。警視庁によると雪によるスリップ事故は700件、東京消防庁によると転倒によるけが人は60人を超えました。(23日0時 時点の情報)

気象庁は22日、東京地方に大雪警報を発表。平成26年2月以来で、都心では4年ぶりに積雪が20センチを超えました。

この平成26年2月というのは、以前、当ブログでも紹介させていただいた「山梨県民のトラウマ ~平成26年豪雪~」にあたります。

ここは、平成26年2月の豪雪から約2週間後の「県立まきば公園」です。

「県立まきば公園」は、八ヶ岳南麓に広がる「県立八ヶ岳牧場」の一部を開放してつくられた、雄大な自然と広大な緑の牧草地の中で動物とのふれあいができる公園です。

実はこの当時、隣接する「八ヶ岳高原ライン(※1)」は雪のため車両通行止めとなったため、車の通らない道路を贅沢なランニングさせていただきました。

今回は、当時は徒歩でしか来られない場所だった「県立まきば公園」周辺の雪の風景をお送りさせていただきたいと思います。

※1)正式名称:山梨県道・長野県道11号北杜富士見線(やまなしけんどう・ながのけんどう11ごう ほくとふじみせん)は、山梨県北杜市の国道141号清里交差点を起点として八ヶ岳南麓を通過して中央道小淵沢インターを経由し、長野県諏訪郡富士見町の国道20号下蔦木交差点に至る県道(主要地方道)です。

「八ヶ岳高原ライン」は、北杜市高根町清里(国道141号交点) ~ 北杜市小淵沢町甲六橋(長野県境)の山梨県道路を指す愛称名です。

写真手前には、本来、道路と歩道の境目となる柵がありますが、ほとんどが雪で埋まり、頭の部分が少し見えるだけとなっています。

下記写真に見えている山々は秩父山地になります。その中央に、ひときわ高くそびえている山が、奥秩父の名峰「金峰山(きんぷさん)」です。

まきば公園から、やや北東の程近い場所にある八ヶ岳南麓清里高原を代表する観光名所である「東沢大橋(ひがしざわおおはし)」(通称:赤い橋)辺りから見られる八ヶ岳は、とても美しい渓谷美で、とくに紅葉の季節は人気のスポットになっています。

手前側には「県立八ヶ岳牧場」の広大な敷地の一部が見えています。

そこから、さらに2週間後。

雪もだいぶ融け、完全に埋まって見えなくなっていた柵も見えるまでになりました。

下記写真の中央が「金峰山(きんぷさん)」です。そこから稜線に沿って左に視線を移していただいたところにある平べったいピラミッド型のピークが「小川山(おがわやま)」です。小川山は長野県川上村にあるクライミングのメッカとして知られる場所です。

ここから日本一の霊峰「富士山」はこのように見えています。

下記写真、左のひときわ白い山が日本で標高2位となる「北岳(きただけ)」、右のピラミッド型の山が日本アルプス屈指の名峰「甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)」です。

下記写真、八ヶ岳連峰の山梨県側の山々です。左が「権現岳(ごんげんだけ)」、右が八ヶ岳最高峰の「赤岳」です。権現岳の手前側には「三ツ頭(みつがしら)」、赤岳の手前側には「扇山(おうぎやま)」「牛首山(うしくびやま)」と連なっており、これが「美し森(うつくしもり)」へと至る「真教寺尾根(しんきょうじおね)」となります。

県立まきば公園は、今シーズンは2017年11月13日~2018年4月19日まで冬季閉鎖となっています。(まきばレストランは通年営業しています。)

このように厳しい冬の季節も含め、一年を通して見応えのある風景を楽しめますが、とくに緑の季節は、たくさんの動物も居て癒しのスポットとなります。

今年の春からの八ヶ岳南麓にお越しの際の計画にぜひいかがでしょうか。

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