前回の投稿記事「清泉寮の雪原」に引き続き、今回は八ヶ岳南麓の山梨県北杜市清里「美し森(うつくしもり)」から純白の雪で美しく染まった風景をお届けしたいと思います。
美し森は以前にも一度、当ブログ「賢者の森」で紹介させていただいていますが、ツツジの名所でもあることから、さまざまに移ろう植物の季節はとても美しく、見どころです。
しかしながら、「清泉寮の雪原」の回でも少し触れさせていただいたように、冬の凛とした空気感と独特な静けさの中に広がる白く、美しい風景は、八ヶ岳の厳しい一面を感じながらも心が洗われるような清々しさがあります。今回も、どうぞお楽しみください。
美し森で一番最初に現れる、(ひとによっては)壁のようにも見える、つづら折れの木道。
ここにあった白樺は、本当に立派で、八ヶ岳ブルーの美しい空にとても映えていました。
しかし残念ながら、大好きだったこの白樺は、今はもうありません。
真正面に見えるのが八ヶ岳の「権現岳(ごんげんだけ)」です。この厳しそうな山頂には、山好きの間ではとても有名な、通称「エクスカリバー」と呼ばれるものがあります。いずれ権現岳の旅も当ブログで紹介させていただきますのでどうぞお楽しみに。
八ヶ岳の美しい裾野の奥に連なる南アルプス。右側の美しいピラミッド型は「甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)」。その左側、ひときわ白く見えるのは標高で富士山に次いで日本で二番目に高い「北岳(きただけ)」です。
ここ八ヶ岳、南アルプス(赤石山脈)、秩父山地、そして富士山など、四方を山に囲まれた山梨県甲府盆地は、戦国時代はまさに天然の要塞のような地でした。ここから見られる眼下の風景はそんな場所であることが感じられます。
この場所で「富士山」の左側に広がって見える山々はすべて秩父山地の山々です。富士山のやや左手前は「茅ヶ岳(かやがたけ)」「金ヶ岳(かながたけ)」。写真の一番左奥に見られる山は奥秩父の名峰「金峰山(きんぷさん)」です。
今季、最強で最長といわれる寒波が各地で猛威を振るっています。外出の際は安全にじゅうぶんにお気を付けください。また、ここ山梨県内ではインフルエンザも流行っており、毎日のように県内ニュースで注意喚起されています。体調の管理にもじゅうぶんにお気を付け、みなさまが健康にこの冬を乗り切られることお祈りいたします。