ありがとう100th 秘めた想いは未来へと

いつもお世話になっております。当ブログ「賢者の森」管理人の haru です。

山と自然のブログ「賢者の森」は、2017年7月17日の海の日に始まりました。と、いうのはもはやお笑いですが、ここまでいつもあたたかく見守り支えてくださったみなさまのおかげで、2018年3月3日、今回の投稿で100投稿を迎えることができました。

2018年2月25日(日)に全17日間の日程を終え閉幕した第23回オリンピック冬季競技大会、通称「平昌(ピョンチャン)オリンピック」。過去に無いくらい様々な問題が物議を醸したオリンピックでもありました。

でも、そんな中でも、ひたむきに自己の限界に挑む選手の皆様の姿や、世界最高峰の技術の競演は人々に夢と感動を与えてくれたことは確かで、そんな全てのオリンピアンの皆様には心からの敬意と感謝をお伝えしたいです。

スポーツは単純な結果だけでは計り知れないものがありますが、今回、日本選手団の皆様が獲得したメダル総数も、計13個(金:4個、銀:5個、銅:4個)と、それまでの過去最多だった1998年「長野オリンピック」の10個(金:5個、銀:1個、銅:4個)から躍進し、連日、日本を湧かせてくれましたし、メダリストの皆様の姿や言葉、立ち振る舞いはどれも日本人として誇りに思えるほど素晴らしいものでした。

わたくしごとで誠に恐縮ではございますが、当ブログ「賢者の森」の100回記念ということで、今回は私の過去の経験を少しだけ紹介させていただきたいと思います。

私は2006年、イタリアのトリノで開催された第20回オリンピック冬季競技大会、通称「トリノオリンピック」の日本代表として出場させていただいたものです。

下記写真は2006年2月10日、トリノオリンピック開会式選手入場後の画です。巨大なスタジアムの中央あたりに選手全員が集まり、ここで開会式が進行しました。

会場の演出や熱気はその場でしか味わえない素晴らしいものではありましたが、美しい映像をきめ細やかな解説付きで放送してくださる放送局の皆様の技術は素晴らしく、テレビで見るのが一番全体を理解しやすくておもしろいかもしれません笑

実際、この時の私を含め、選手の皆様のほとんどは、入場前や、入場後の広い会場の各場所で何がおこなわれていたかを理解できていなかったと思われます笑

ただ、世界の三大テノールとして知られたイタリアのオペラ歌手、故ルチアーノ・パヴァロッティ氏をこの場で間近に見られたのは、羨ましがられたりします。

残念ながら、力足りず結果を残すことができず、また、日本選手団としても獲得できたメダル総数は計1個と、厳しい言い方をすれば「惨敗」と呼べるものでした。

ただ、この時、唯一のメダルがフィギュアスケート:女子シングルの荒川静香選手が素晴らしい演技でもたらしてくれた金メダルだったこともあり、人に説明させていただく折にも「あの時のオリンピックかぁ☆」という様に、不便も無く多くの人々の記憶に残るものにしていただいて、個人的にも心から感謝しております。

世界的に見て、日本人はよく(必ずしも日本人だけとは言えないですが)「なぜ、負けて謝っているのか」と不思議がられることがあったりします。最善を尽くして頑張ったのならもっと胸を張って良いと言われるように、私もそう思います。

しかし、応援してくれる人、支えてくれる人への「感謝」が、とくに4年という長いスパンで培ってきた想いということもあり、想いを結果でお返しをしたいという気持ちやプロ意識が、そうさせていることも痛いほど分かったりします。

ただただ、あの時は悔しくて悔しくて、閉会式までの日程の中、自分の競技日程は終わってしまっていましたが必死に練習したり研究したりした記憶がありますし「オリンピックの借りはオリンピックでしか返せない」と言われるようにずっとその悔しさは残っています。逆に今も、その悔しさが夢を追う力を与えてくれているとも言えます。

選手ひとりひとりの想いとは裏腹にいろいろと物議を醸した平昌五輪でしたが、そんな問題を切り離して見ると、アスリートとしての心構えを再認識させてくれた素晴らしい競技の数々でした。私自身、過去の経験と想いをプラスの力にして、登る山は違っても遥かな高みを目指し、刻む一歩一歩を大切に頑張っていきたいと思っています。

下記は、トリノオリンピック閉会式の一幕です。2006年2月26日に全17日間の日程を終え、何事にも代えられない貴重な経験を胸に、閉幕しました。

2017年7月17日からここまでの100投稿、訪れてくださった皆様におかれましては、いつも、あたたかく見守り支えていただき心から感謝申し上げます。また、都度いただくあたたかい応援メッセージも誠にありがとうございました。

これからも「賢者の森」が、みなさまにとってプラスになるような言葉や想いが持って帰られるお気に入りの場所になれるよう、また、癒しの場所になれるよう努めてまいりたいと思います。

近代オリンピックではそれぞれにテーマが設定されており、トリノオリンピックのテーマもまた、とても素敵な言葉でした。そんな想いを、生きる糧に、賢者の森に、秘めて花咲く未来に繋いでいけるよう精一杯頑張っていきたいと思います。

Passion lives here.

(情熱はここに息づく)

【当ブログ読者のみなさまへ】

開設当初から「火」「木」「土」曜日の週3回でブログ更新させていただき投稿記事をお送りしてまいりましたが、怪我の状態も徐々に改善に向かってきており、徐々にアスリートとしての活動レベルを引き上げていこうと考えております。

つきましては4月よりブログ更新を「水」「土」曜日の週2回に変更させていただきたいと思います。いつも楽しみにしてくださっているみなさまには誠に申し訳ありませんが、何卒、今後とも末永くお付き合いよろしくお願いいたします。

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