癖 【風呂の日シリーズ(3)】

2017年11月26日「1126=いいふろ=良い風呂」の日から、毎月26日後最初の投稿をお風呂ネタでお送りしている「風呂の日シリーズ」。ここでは、温泉好き・お風呂好きな筆者が、温泉で出会った愛すべき出会いや思い出、ときに、各地の温泉・お風呂をご紹介していけたらと思っております。(第3回目)

尚、このシリーズでの話では写真などはございません。文章でお楽しみください。。

仕事のできる男の「癖」

人は、それぞれに「癖(くせ)」というものがございます。

それは、温泉においても人それぞれで、「いつもどこから身体を洗うのか?」というのも、ひとつの癖といえます。

日々なにかとおもしろい事件がある温泉の日々。その日は、土日特有の混雑はしていたものの、とくになんの事件も無く平和に終わろうとしていました。

温泉から上がり、脱衣所で着替えていると、たくさんの人ごみの中に、ひときわ異彩を放つ、齢にして30代後半~40代くらいお兄さんがいらっしゃいました。

その人は、Yシャツの上にベストを、カジュアル感を抑えながらもオシャレに着こなしているような清潔感あふれる感じで、人ごみの中から遠目に見ても、明らかに「仕事のできる都会の男」を思わせました。

しかし、私は、そのお兄さんが脱衣所の洗面台に移動してきたときに、ちょっとおかしな状態であることに気が付き、思わず二度見するほど目を疑いました。一見完璧に見えるコーディネートの「仕事のできる男」でしたが・・・

下半身には何も身に着けていませんでした。

女子湯の方は分かりませんが、男子湯の方では、時に脱衣所で上半身はほぼ完璧に服を着終えているのに下半身はパンツ状態(下着)のままで長い時間過ごされているかたを見かけたりしますが、下半身に何も身に着けないで過ごされてる方を見たのは初めてでした。

「仕事のできる男」は、その状態のまま洗面台の前でしっかりと髪の毛などをセットしていました。かなりの時間をかけていたので、その間に私は脱衣所を出てしまい、その後を知ることはありませんでしたが、これもまたひとつの「癖(くせ)」かと思ったのでした。

それから、かなり長い時間が経ち、温泉にも数多く立ち寄りましたが、そこまでの「エクストリーム(=「極限」などといった意味を持つ英語)」な人は見かけていないので、今でもかなり希少な「癖」もしくは「習慣」を見させていただいたのだと思っております。

まとめ

人は「十人十色(じゅうにんといろ)」といわれるように、人の癖もまた十人十色で、誰もが共感できるものから、ものすごいレアケースまで、さまざまでおもしろかったりします。

温泉では、裸のお付き合いということから、それぞれの癖丸出しで思い切り羽を伸ばせる貴重な癒しの空間でもあります。しかしそれも、極端なマナー違反や犯罪行為でなければ、という前提のもとにあるので、最低限の気遣いを大切に、いつもみなさまが最大限くつろげる場所であるといいなと思います。

もちろん温泉や風呂の脱衣所から先においては「裸が正装」なので、今回紹介したような状況で下半身に何も身に着けていなくても、マナー違反や犯罪行為ではなく、まったく問題ありませんことをお伝えさせていただきたいと思います。

私はテレビ大阪制作・テレビ東京系列で放送されている「和風総本家」という番組が「日本っていいな」と思わせてくれて好きになり、機会があればみさせていただいています。そんな和風総本家の受け売りのような感じになりますが、やっぱり・・・

「日本のお風呂っていいな」

最低限の気遣いと、最大限のくつろぎで、

身体も心も、思いっきり羽を伸ばして楽しいお風呂ライフを

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする